東京都作業療法士連盟の活動方針

生活に寄与する作業療法が、医療・保健・福祉・教育・職業等の領域で総合的に提供できるよう、関連諸制度の拡充を図ります。

作業療法士の立場から感じている諸領域の問題について具体的な政策提言を行います。

作業療法士の立場から提言する政策の実現のため、政策協定を結んだ議員との関係を強化します。

東京都及び区市町村との連携を積極的に推進します。また、リハビリテーション関連団体をはじめ医療・保健・福祉・教育・職業等の関係諸団体との連携を強化します。

広範囲にわたる本連盟の活動を支えるために、組織と財政基盤の構築に取り組みます。

    東京都作業療法士連盟がしたいこと

 作業療法士が人々の健康の維持・向上を支える力を持っていることを示す。

 地域政治に直接関与できる社会的大人の団体であることを示す。
 
 将来の医療・保健・福祉・教育・職業のあるべき姿を考えている職種であることを示す。
 
 専門職として倫理観を持ち、己を律することのできる職種であることを示す。
 
 単なる自分たちの利益者代表の団体でなく、公の精神を持ち都民のことを考えて行動する団体であることを示す。
 
 若い団体(職種)だからこそ、将来のことを考え、地域の活性化に役立つ職種であることを示す。
 
    具体的にはどんな活動をするの?

 政治家等の話を聴く機会を定期的に設けます。現在の政治の状況を知り、どの政治家を応援することが本当に東京都に暮らす対象者のためになるのか、どのような政治活動を行うのが望ましいのかを学びます。

 政治家の方々に我々が自分たちのみの利益誘導を行う団体ではなく、地域で暮らす人々について、さらには東京都について考えている団体であるということを知ってもらうよう努めます。

 政治家の方々に対して、作業療法士がどのようなことができる職種なのか、都民の健康的な生活の維持に対してどのように寄与できるのかを知ってもらいます。作業療法士は周りの様々な環境を用いて対象者の潜在能力を高めることのできる職種であること、生活や人生でできなかったことを「できること」にできる職種であること、機能面の改善を図ることだけを支援するのではなく、対象者の心豊かに活き活きとした生活(人生)を支援すること、これらの理念を持って活動していることを知ってもらいます。 

    新人作業療法士・作業療法学生のみなさんへ

平成27年6月、若い世代の積極的な政治参加を促進するため、公職選挙法が改正され、選挙権年齢が「平成27年6月、若い世代の積極的な政治参加を促進するため、公職選挙法が改正され、選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられました。若い世代の声が国政や都政に届きやすくなったと言えるでしょう。20年後、30年後も作業療法士が社会に必要な職業として認知され、活躍の場を広げていくためには、若い世代自らが作業療法の有用性を国政や都政または世論に喚起していくことが望まれます。若手だからこそ、この機に乗じて将来に向けて連盟の活動に参加し、作業療法の未来と自らの未来を一緒に切り開いていきましょう。

 

東京都作業療法士連盟の活動は、単に「特定の政党を支援することで連携を図る」というものではありません。私たち作業療法士をはじめ、多くの医療・介護関連職が従事する場は、法制度と無関係ではありません。また法制度下の「行政」(執行)も、常に関連してきます。作業療法を実践することにより、対象者の「生活を支える」ことが私たちの大きな目的ではありますが、その根幹たるルールが偏っていることや、不十分であることは、法を司る方々に伝えて行かなければなりません。この役割を担うのが東京都作業療法士連盟です。